2011-01-01から1年間の記事一覧

アルバムの裏ジャケットには、グラスに注がれたシャンペン(ワイン?)の写真。よく見れば、グラスにメンバーの姿が逆さまに映っているではないですか。中学生のときに、何の情報も知らないけど鈴木慶一さんが紹介していたという理由だけでアルバムを買って以…

Procol Harum / Grand Hotel (’73)

「英国のザ・バンド」という表現は安易ながらキャッチとしてはわかりやすいのかも。正直ヒット曲「青い影」や、代表作「グランド・ホテル」('73)あたりを聴いて、そうかなぁと思っていた自分も、この2ndを聴いて、ザ・バンド類似したサウンドを感じずにはい…

Procol Harum / Shine On Brightly (’68)

昔から地味にレコードを集めていたクラトゥーですが、ちょっとプログレ路線に走りすぎた2ndから、一気にコンパクトでポップな音楽性が花開いた3rdのこれを一番良く聴きましたね。リマスターCDで聞き直しても、アレンジの引き出しの多さ、ジョージ・マーティ…

Klaatu / Sir Army Suit (’78)

ドラム、ベース、ギター、キーボード。それらが全部弾けるマルチミュージシャンなど、星の数ほど。しかしさらにヴァイオリン、チェロオーボエ、サックス、トランペット、シタールまで弾けてしまうとなると、もはやミュージシャンというより曲芸。ヘタをした…

Roy Wood / Boulders (’73)

特集「雨のうた」 B.J.Thomas /Raindrops Keep Fallin' On My Head ('69) Neal Sedaka / Laughter In The Rain ('74) Irma Thomas / It's Raining ('62) Carole King / It Might As Well Rain Until September ('62) The 4 Seasons / Tell It To The Rain ('…

「わたしの3・11」という本で一番印象に残ったのが、作家・高橋源一郎の話でした。他の方々が、震災直後、あるいは、その後の自分たちの考えなどを述べている中で、唯一彼は「事」が起こる直前の出来事である、長男「レンちゃん」の卒園式の様子を延々と…

平賀さち枝 / さっちゃん (’11)

ビル・ウィザースのライブ盤。アナログ盤2枚組を買ったのは15年前くらいでしたが、最近CDで買い直してひさびさに聴いたら、めちゃくちゃに感動してしまいました。昔は、1曲1曲が妙に長いような、だらけた印象だったのですが、これが年月を経て聴いたら…

Bill Withers / Live At Carnegie Hall (’73)

「東京ロッカーズ」という響きだけで、もう夜の風景しか頭に思い浮かびません。ここに参加しているバンドのメンバーは、昼間は何をやっていたのでしょうか。コンビニでおにぎりを買う姿とか、まったく想像できない。闇夜に飛ぶカラスのような、見えそうで見…

東京ROCKERS (’79)

6/24(金) 22:00~ 特集「雨のうた」 http://www.ustream.tv/channel/blue-marble-radio

「英国ポップ 70’s」 bay city rollers / saturday night ('74) jigsaw / sky high ('75) the kinks / top of the pops ('70) brinsley schwarz / (what's so funny 'bout)peace,love & undarstanding ('74) ringo starr / you're sixteen ('73) argent / …

「7インチ・シングル・セレクト」 movement.98 / joy and heartbreak primal scream / come together beats international / burundi blues edwyn collins / don’t shilly shally international resque / yeah! the sneetches / she does everything for me…

6/11(土) 22:00~「英国ポップ 70's」 http://www.ustream.tv/channel/blue-marble-radio

「黒いボブ・ディラン」というコピーは、どうもしっくりこないのですが、追悼の意、あるいは同じくらいに有名になるべきだったという願いを込めてギル・スコット・ヘロンでも。このアルバムは90年代初期のレアグルーヴの流れで知りましたが、当時オリジナ…

Gil Scott-Heron&Brian Jackson / Winter In America (’74)

ディッキーズは元祖LAパンクともいわれていて、結成は77年。メンバーチェンジがあるとはいえ、未だに現役という不思議なバンドです。音楽的には、とにかく底抜けにポップ。ラモーンズですら渋いと感じてしまうほどに、カラフルで陽気なポップ・センス。…

The Dickies / The Incredible Shrinking Dickies (’79)

日本でも人気があるイタリアン・プログレッシヴ・ロック。中でもクエラ・ヴェッキア・ロカンダは、個人的に大好きなバンドのひとつ。たった2枚のアルバムを残し、その後、消息不明のようになってしまったのも「幻」っぽいイメージに貢献してるのか、なにや…

Quella Vecchia Locanda (’72)

「女性ボーカル 邦楽編」 吉田美奈子/扉の冬 小川美潮/檸檬の月 坂本真綾/木登りと赤いスカート 柿原朱美/SO IN LOVE bice/Cloudy Sky 上田まり/せつなかった日 キタキマユ/ナカナイデ ランカ・リー=中島愛/星間飛行 田中理恵/Sweet Sweet 松田聖…

発売当時は相当ガッカリした記憶があるんですが、今聴くと、そんなに悪くないというか、純粋に「完成度」ということなら、これがバンド・サウンドのの最終地点だったのかも。サウンド的には完全に洋楽で、タイトル曲などトニー・マンスフィールドのNew Musik…

ポータブル・ロック / ダンス・ボランティア (’87)

「叙情と技巧が鳴り渡る時」とかショボい邦題で再発CDも出たアルバムですが、悲しいかな実際その通りの内容。いわゆるフランスのジャズ・ロック系インストゥルメンタルの(かなり)マイナーなバンド。しかし、それで終わらないのが曲の良さ。テクニック至…

Terpandre (’80)